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台風時に社員が迷わないように
出社判断基準を用意してますか

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1. はじめに:「出社していいのか」誰もが迷う瞬間

「出社していいのか」誰もが迷う瞬間

台風が接近しているときや、大きな地震や発生したとき、多くの人が必ず考えるのは「今日は会社に行くべきなのか、それとも自宅で待機すべきなのか」ということではないでしょうか。私自身も、過去に朝からニュースや交通情報を見ながら、出社するかどうか迷った経験があります。

電車が完全に止まって出勤できないなら諦めもつきますが、「遅れてはいるけれど一応動いている」といった中途半端な状況が一番悩ましいものです。そのときは「通勤手段がある人はみんな会社に向かっているのだろうか」「様子をみたほうがいいのではないのか」と考えてしまい、落ち着かない時間を過ごしました。

無理に出勤しようとして事故に巻き込まれる危険もあれば、一律で休みにすれば事業が止まってしまう可能性もある。どちらを選んでも不安が残るからこそ、災害直後は迷いが生まれるのだと思います。

もちろん、どんな状況にも当てはまる「正解」があるわけではありません。だからこそ、「出社すべきか迷わないための基準」を組織としてあらかじめ持っておくことが大事なのではないでしょうか。少しでも基準があれば、社員一人ひとりが迷わず行動でき、会社としての混乱も抑えられるはずです。

2. 出社判断基準を設定する

出社判断基準を設定する

出社判断基準を設定する際、次の「3つの軸」で考えるといいかもしれません。

① 交通状況
まず大きな目安になるのは、交通機関の運行状況です。台風で電車やバスが全面的に止まっているのに「出社してください」と言われても、現実的には動けませんし、無理に移動すれば二次被害につながる危険もあります。主要路線が止まっているかどうかを一つの基準にしておくと、判断の迷いが少し減ると感じます。

② 安全確保
たとえ電車が動いていても、通勤経路に危険な場所がある人もいます。川の近くや坂道、過去に冠水したエリアを通らなければならない場合などは、安全を優先すべきだと思います。会社としても「危険な経路を通る場合は無理して出勤しない」という考え方を示しておくことが大事ではないでしょうか。

③ 業務の必要性
最後に考えるのは、どうしても出社しなければできない仕事かどうかです。現場でしか対応できない作業もありますが、多くの業務は在宅勤務やオンラインで代替できるはずです。「業務の必要性」という軸を入れることで、社員も「今回は出社しなくてもいい」と安心して判断できるのではないかと思います。

これらは、完璧な答えを出すものではありませんが、判断のよりどころがあるだけで「迷い続ける」状況は減らすことができそうです。実際に会社で取り入れられれば、社員も「こう考えればいいのだな」と安心できるのではないでしょうか。

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3. 出社判断基準がないことで起きる混乱

BCP担当者が最初にやるべき3つのこと

災害が起きたとき、会社として「出社するかどうか」の基準が示されていないと、現場は大きな混乱に陥ります。実際に、過去の大雨や台風の際に、同じ部署内でも「出社した人」と「自宅待機した人」が分かれてしまい、業務の立ち上がりがスムーズにいかなかった例もあるようです。その経験からも、ルールがないことがどれほど不安や混乱を招くのかを強く感じます。

● 社員ごとに判断がバラバラになる
まず一番分かりやすいのが、社員ごとの判断がバラつくことです。ある人は「とにかく会社に行こう」と考え、別の人は「危ないから休もう」と判断する。どちらも間違いではありませんが、統一感がないと「自分の判断は正しかったのだろうか」という不安が残り、社内に妙な空気が漂ってしまいます。

● 業務の立ち上がりが遅れる
出社している人とそうでない人が混在すると、初動対応がどうしても遅れます。「誰が動けるのか」「どの部署が対応可能なのか」がはっきりしないまま時間が過ぎてしまい、報告や連絡に食い違いが出ることもあります。災害時に一番大事な「最初の数時間」を有効に使えないのは大きなリスクです。

● 不公平感や不信感につながる
さらに厄介なのが、不公平感や不信感が積み重なることです。「自分は危険を冒して出社したのに、あの人は休めた」と感じると、災害が過ぎたあとも心にわだかまりが残ってしまいます。社員の安全を守ることが第一である一方で、こうした気持ちの行き違いが職場の信頼関係を揺らしてしまうのです。

完璧なルールを作ることは難しいですが、「会社としての方針があるかどうか」で状況は大きく変わります。少なくとも社員が「判断を任されて迷う」状態を減らすことはできるのではないでしょうか。

4. まとめ:紙とデジタル、両方で伝える仕組みを

紙とデジタル、両方で伝える仕組みを

せっかくルールを考えても、社員に伝わらなければ意味がありません。
災害時は通信が混乱することもあるので、「どうやって伝えるか」 も大事なポイントになると感じます。

災害直後は状況が刻々と変わるので、メールや社内チャットなど、社員全員に素早く一斉に知らせられる方法が必要です。
特に「今日は出社か在宅か」といった行動判断に関わる情報は、スピードが何より重要です。

ただし、災害時には通信が不安定になることもあります。
そうしたとき、配布物のように「紙で残っている情報」は安心につながります。防災カードのように持ち歩ける形であれば、出勤途中でも確認できるのでさらに心強いと思います。
デジタルと紙、両方を組み合わせて、より社員の皆さんの安心につながる仕組みを考えてみませんか。


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